大腸内視鏡検査を受けることになり、前日用の検査食が入った大きな袋を渡された。レトルト食品なんて滅多に食べないので、良い機会だと思い、かみしめていただく。
朝食「鶏とたまごの雑炊」
塩味がほのかに感じられる、非常に素朴な味わい。たまごとにんじんは入っているが、味はあまり感じられない。小さな鶏肉が少量入っており、これが噛む回数を増やしてくれて本当にありがたい。水を飲みながら、よく噛んで食べれば、少量でも割と満足感がある。
昼食「たまごがゆ・じゃがいものそぼろあんかけ」
たまごがゆは、朝食の雑炊よりもより汁気が多く、さらさらしている。かつお出汁が感じられ、味も朝食と変化がつけられている。
じゃかいものそぼろあんかけは、ある程度形が残ったじゃがいもとそぼろの食感が、食べ応えを出してくれてうれしい。そしゃくをすると「食事をしている」感が出る。若干ケミカルで舌に残る甘さが気になるので、お茶と一緒にいただいた。
昼食「ビーフシチュー・クラッカー」
よくあるレトルト食品の味。ビーフシチュー感があり、小さな牛肉の存在がうれしい。じゃがいもは消化に良いのか、こちらにも大き目のものが入っていて、食べ応えがある。
クラッカーは普通のクラッカー。汁気の多いものしか食べていなかったので、パリッとした食感が感じられるとだいぶ違う。気休め程度としか思っていなかったが、意外と助けてくれる存在だ。
全体的な感想
検査食というにはどんなものかと思っていたが、いわゆる普通のレトルト食品と大差ないと思った。味は悪くはないが、言ってしまえば安いレトルト食品なので、舌に残るようなケミカルな甘さがどうしても好きになれない。ただ、別に美味しく食べるものでもないのでそこは割り切っていただいた。メニューは胃に負担がないもので構成されており、必然的にとっても健康的。一日分でも総カロリーが670と、定食1食分よりも少なくて驚いた。
量は少なめだが、よく噛んで食べて、間にお茶や水をしっかり飲めば、適度な満足感がある。イメージは腹6から7分目といったところ。
月並みな感想になるが、「よくかんで食べる」って大事なのだなと。少量でも満足感がだいぶ変わり、味もよりクリアに感じられる。食べる量が減れば必然的に痩せやすくもなる。これは普段からでも意識してやっていきたいと大いに思った。
