STORY OF Flowrame-

食べたり作ったり、雑記も交えつつ

「すべき」から「したい」へ 心を少しでも軽くし、燃費良く生きる

「すべき」を減らすことで心が緩まり、ストレスが減ってきた。

 

 

何かの行動を起こすとき「すべき」か「したい」かという語尾が使われることが多々ある。個人的に、「すべき」は「しなくてはならない」の言い換えであり、義務感のような、他者から行動を促され、何かに追われているような感覚。すなわちネガティブなイメージが想起される。

対して「したい」は自分が自由に選択できている状態、ふと心の底から勝手に湧き上がるような、思考を実現するために行動を手段として自発的に起こす感覚。ゆえにポジティブなイメージが想起される。

 

「すべき」を使うと疲れる。心のガソリンをエネルギー源にして行動し、ガソリンが切れたら当然もう走れない。

逆に「したい」は自然なエネルギーが動力源になってくる。湧き上がる温泉のような、太陽光を浴びてエネルギーに変換するような、勝手にエネルギーが沸いて行動できるので走れる距離は当然長い。

 

最近「ゾン100 〜ゾンビになるまでにしたい100のこと」という漫画原作のアニメを見たが、まさに同じような構図が描かれていてびっくりした。突如ゾンビが蔓延する中、主人公はゾンビになるまでしたいことリストを作り、実行している過程はとても楽しそうに描かれている。対して、ヒロインはゾンビにならないためにすべきことリストを作り、懸命に実行して何とか生きながらえている。ストーリー自体もとても面白いが、ポジティブに生きるための思考の作り方として大変参考になる。

 

「したい」を実行するために「すべき」が発生することもある。美味しい料理をつくりたいと思ったら、下処理は丁寧にすべきだし、調味も正確にすべきだし、フライパンから目を離さず集中すべきである。ただこれは「したい」の手段として「すべき」が内包されているのでそこまでネガティブにはならない。

 

無理にポジティブに生きようとすると疲れる。しかし、「すべき」が目的にならないように、普段から「すべき」を「したい」に変換することで、心が少しは軽くなる。ハイブリットカーのように燃費良く、少しは疲れにくい精神構造になっていけると思う。