ここ2年程、毎朝欠かさず「瞑想」をすることにしている。瞑想をすることで一定のリズムを作り出すことができ、すっきりと一日を始められる。
始めたきっかけは知人のおすすめから。当時はメンタルがだいぶやられており、回復させるために様々なことを実践している一環で「瞑想は心が整って良いよー」と紹介される。
やり方はいたって簡単。「瞑想」といっても要は深呼吸をするだけ。私がいつも使っているBGMがあり、それに合わせて5分間で10-15回程度深呼吸をする。意識することは、雑念を取り払うこと。深呼吸自体に集中する。どうしても集中できない場合は、今何回深呼吸したかを頭に浮かべながらやると良い。
始めたての頃はイマイチ効果が実感できなかった。別に気持ちが良くもならないし、悪くもならない。若干落ち着くくらい。しかし、後から振り返ると、これこそ瞑想の効果の表れだったのではないかと思う。
この、「良くもならないし、悪くもならない」「若干落ち着く」というのがキーポイントなのではないかと。
そもそも目覚めは毎朝一定ではない。シャッキリ起きられるときもあれば、寝起きが悪くイマイチすっきりしないときもある。後者が大半だと思うが。
そこで瞑想をすることで、目覚めによる気持ちのブレを一定の幅まで収縮させることができる。雑念をなるべく取り払い、落ち着きを取り戻し、「さて、この後はどうしようか」という気持ちにさせてくれる。
「目覚めの良いとき」に瞑想をしたら、せっかくの調子の良さが意味なくなってしまうのではないかと思われる。個人的には、目覚めの良いときこそ瞑想が大事なのではないかと思う。確かに一旦落ち着くことによって目覚めのシャッキリ冴えた状態から離れる。しかしそうすることで、若干調子の良い状態がゆるく持続していく感じがある。
大体良い状態というものは長くは続かない。どこかで揺り戻しが来る。それを来させない、あるいは来たとしても揺り戻し幅を減らすことで、気持ちの変化による疲れを減らすことができる。
意識するのは「今目覚めた自分の心はどのくらいの良さにいるか」ということ。今の自分の位置を認識すること、すなわち俯瞰して自分を見ることで、第三者目線に立ってより冷静でいられる。
良いときも悪いときも常に行うことで「自分の心地よい状態」を知ることができるし、そこに持っていくような意識も段々理解していけると思う。かくいう私もまだまだ模索中である。
一応、いつも使っているBGM。マントラ?教え?のような部分は飛ばしても構わないと思う。