＜たべレポ＞♢もうやんカレー♢赤坂
最近SNSなどで流行っているらしい、ランチで食べ放題をやっている「もうやんカレー」。個人的には4年前から定期的に通っている。都内に複数店舗あり、店によって微妙に価格やメニューが異なる。今回は赤坂店へ伺った。
注文時、ネットに載っていた「おかわり1回」がなかったので仕方なく「おかわり無制限」（1280円）を選択する。食べ放題といっても、「もうやんカレー」は異常にお腹いっぱいになるので、おかわりは1回までにとどめている。ランチはどの店舗もだいたい置いてあるものは一緒なので、今回は自分のルーティーンを書き記す。
「もうやんカレー」には「野菜を食べるために行っている」と言っても過言ではない。そのくらい色とりどりの生野菜、スパイスを使った和え物、サラダが豊富に置いてある。1皿目は野菜類を7割よそい、後はタンドリーチキンがあったらチキンを大目に、カレーは1、2割に留めておく。
生野菜も美味しいが、「にんじんのマサララペ」「豆のサルサ和え」「もやしときくらげのナムル」などの付け合わせ類がとっても好きだ。今回は特に「ネギ春雨」にハマった。ごま油香るモチモチの春雨がネギと合わさり、絶妙な準主役感を出してくれる。一皿でよそう都合上、どうしても後半は料理が混ざり合ってしまうが、どれも共通してカレーに合うような味付けがされており、むしろ混然一体となる感じが楽しい。
「もうやんカレー」肝心のカレーは結構独特で、味は普段食べているカレーとは違う。大量の野菜が溶け込んで、そこに大量のスパイスが合わさり、“野菜ペーストのスパイス煮”のような感じ。おそらく大量の野菜が濃縮されており、粘度以上に重いので、量は少なめでも十分満たされる。
ご飯は少し硬め。普通の白米もあるが、今回は「スパイスライス」があったのでそれをチョイス。他にも「前田ライス」なる黒コショウと醤油で味付けされているご飯もあったりしておすすめ。
大量の野菜を摂取できるのが非常にうれしいが、スパイスと食物繊維の波状攻撃で胃の負担が大きい。ここで「もうやんカレー」の嬉しいポイントとして、「ルイボスティー」「コーヒー」が食べ放題に付いてくることだ。これらを駆使して時折リフレッシュすると、最後までおいしく食べられる。
ここで「もうやんカレー」ランチ食べ放題の個人的な注意点を述べる。
一番重要なのはよそい過ぎないこと。ここの料理はあっさり系は少ない。見た目以上に食べ応えがあって重いので注意。
また、よく見ると炭水化物が多い。ご飯はもちろん、ふかしたじゃがいも、うどん、春雨から、野菜類も豆の和え物、枝豆、コーン、にんじんなど糖質高めのものがちらほら。そこを上手く見極めて、バランスよく盛り付けないと、食べるのに疲れる。
後は、肉類は早めによそうこと。基本的に肉類は人気で、補充は遅め。なので見つけたら早めにとってしまいたい。特にタンドリーチキンは補充されてから一瞬でなくなる。見つけたら、他の人への配慮をしつつ、自分の分は素早く確保したい。
カレーにも肉は入っているが、とっても少ない。うまく鍋の底からすくうことが大事。ちなみに今回は「チキンカレー」を食べたが、チキンは一つもなかった。こういうパターンは結構あるので、割り切りが大事。ランチ食べ放題にしては安いので、あまりサービスを求めすぎるのはわがままである。
非常に満足したが、年々コスパは悪くなっている気がする。飲食店は物価上昇の影響を特に受けているので、値上げは仕方ない。ただ、食べ放題を謳っているのに補充されないのはどうなのかと思ってしまう。今回は土曜日に行ったので仕方ない面もある。次は平日の早い時間など、良いタイミングがあればまた伺いたい。
