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【たべレポ】日本人に寄せてない、本場感の強い独特なミャンマー料理「SRR 日暮里」

<たべレポ>♢SRR♢日暮里

また味覚の経験値が上がったようなランチだった。

 

日暮里駅からすぐそばの駅ビル内にある「Spring Revolution Restaurant(SRR)」へランチに行った。ここはミャンマー料理を提供しており、ランチはビュッフェ形式(1500円)のみ提供。メニューは日替わりで、店のインスタを確認すれば詳細がチェックできる。

 

伺った日のランチメニュー(SRR公式インスタグラムから引用)

 

メニュー数はいわゆる一般的な定食の2倍程度とまあまあ豊富。あるものをとりあえず一通りよそっていった。

 

ランチビュッフェ(1500円)

異国系の料理屋は、現地の味をなるべく再現しているか、日本人に寄せた味付けにしているか、に大別されるが、この店は思い切り前者であり、現地の食材を取り寄せているのかと思うほど本格的だ。

 

大皿手前のカレー類は非常にサラサラしており、カレーというよりは煮込みといった感じ。今までインドやスリランカ、タイのカレーなどは食べてきたが、それらとはまた違ったスパイスの使い方がされている。チキンカレーは比較的食べやすいが、赤味噌豚肉カレーは独特の酸味が特徴的で、普段滅多に味わえないような刺激が楽しい。

鶏肉も魚も、骨付きが基本であり、干し肉や干し魚を使っていることもあり、若干パサつき気味だが、具材の旨味が良く出ている。よく煮込まれているため、骨もかみ切れ、いわゆる軟骨のようである。

 

スープは魚のガラがそのまま入っており、酸味が効いたブリのあら汁のようだ。コラーゲンが大量に含まれている感じがする。

 

米は日本の白米ではなく、細長いインディカ米だ。パラパラとしている分、サラサラのカレーを吸いやすく、相性はばっちり。他のおかずなどと混ぜながらスプーンで食べると本場みたいで良さそう。

 

他のお客さんは全員、おそらくいつも来ているであろうミャンマー人で、大きな一皿に思い思いの料理をよそっていた。途中で店員さんもお昼ご飯の時間で一緒のものを食べていたが、同様に一皿によそったり、中には調理器具であろうステンレスのボウルに入れて混ぜながら食べていた。やはり上記の写真のようによそうのではなく、大皿によそうのが本場流みたいだ。

 

料理は現地の雰囲気が強く、中には独特で万人受けしなさそうなものもあった。自分はアジア系のエスニック料理が好きなので、食べたことのないような味にも出会えて結構楽しめた。全体的には酸味が効いているものが多い。ミャンマーが気候が熱いみたいので、さっぱりした味わいをミャンマーの食材で作るとこういう味になるのか、などと思ったりした。

 

自分が伺った日は、日本人は自分だけだったが、居心地は特段普通で、店員さんも「辛いのは食べられるか」「料理の味は大丈夫だったか」など話しかけてくれるほど気さくだった。土曜日にはミャンマー国民食「モヒンガー」が提供されるみたいなので、次回は土曜日に訪問したい。