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【つくレポ】にんにくと胡椒で強く尖った旨味に 「鶏のガーリックソテー」/弁当

<つくレポ>鶏のガーリックソテー♢弁当

シンプルな料理ほど、にんにくを1かけ加えるだけでいつもと違う風味に様変わりする。バチッと強い刺激だが、はちみつを使って丸みを持たせることで食べやすく仕上げた。

 

鶏のガーリックソテー(左)と、副菜のにんじんと小松菜のカレー蒸し

鶏のガーリックソテー

【材料(2人前)】

・鶏むね肉 350g
・にんにく 1かけ

(調味料)

・醤油 大さじ1
・酒 大さじ1
・みりん 大さじ1
・はちみつ 大さじ1
・塩、胡椒 適量

 

【作り方】

鶏むね肉は一口大に切り、にんにくはスライスする。

 

フライパンにサラダ油を敷き、中火で鶏肉を焼いていく。裏返す際に塩胡椒を振って下味をつけてから、にんにくスライスを入れ、焦げない程度に風味と香ばしさを鶏肉に移す。

 

裏面にも塩胡椒を振って火が通ったら、調味料を全て入れ、煮絡める。余計な水分が飛んでとろみがついたら、最後に胡椒を再び強めに振って完成。

 

副菜はにんじんと小松菜のカレー蒸し。にんじんと小松菜をフライパンに入れ、水大さじ3と塩を振り入れ、蓋をして5分程度蒸す。火が通ったら、カレー粉で味付け、塩胡椒で味を調整して完成。

 

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入れる調味料だけ見れば鶏の照り焼きににんにくが入っているだけだが、いざ食べていると全然違う。にんにくを1かけ入れるだけで強い風味が加わり、一気にパンチが増す。今回はにんにくを活かすために、胡椒を多めにしての別方向の刺激を増やした。お陰でより強く、尖った旨味を感じられる。

 

また、砂糖をはちみつに変えて、感覚的な話だが尖り過ぎないように、丸みを持たせて全体の調和が取れるようにした。あとからはちみつからのやさしい甘さが感じられ、辛い後味が残らず、食べやすくなっている。

 

いつもは鶏肉をそのまま焼く場合は小麦粉や片栗粉を薄くまぶすのだが、今回は面倒がって省略した。その結果、調理中に明らかに鶏肉から水分が抜けていき、食感もだいぶ固くなっていた。食べられないほどではないが、特に弁当に詰める場合は食べるまでに時間が空くのでより大きな違いを生む原因になっていると思う。やはり鶏むね肉では「粉を振る」工程はさぼらない方が良いと改めて実感した。