<たべレポ>♢寿楽♢築地
オフィス街で鍛えられた「The 町中華」。
築地駅から徒歩5秒の中華料理屋「寿楽」へ訪問。本当は行きたい店がいくつかあったが、営業時間や待ち時間の関係で断念し、こちらへ。実は以前来たことあり、外さない店だと知っていたので、ポジティブな理由での訪問である。
メニューはたくさんあって迷ったが、個人的プチブームが来ている角煮が食べたかったので「角煮飯(900円)」を注文した。
席はほぼ満席でお客さんは2、30人ほどいたが、注文して5分程という圧倒的スピードで料理が来た。大きめのゴロっとした角煮が7、8個乗っており、その下にもやしと小松菜が敷いてある。スープ付きなのがうれしいポイント。
大きな肉塊は見た目以上に柔らかく、歯がなくても食べられるくらい崩れやすい。見た目よりはあっさり目の味わいで、ほのかに八角の独特な香りが確認できる。私個人は胃がもたれやすく、脂を取り過ぎるとしんどくなってしまうので、普段はバラ肉を食べないのだが、こちらがバラ肉でも赤身部分が多めのバランスになっており非常に食べやすい。
下にはもやしと小松菜が敷いてある。シャッキリとした食感がアクセントになって、トロトロの角煮とよく合っている。こういう細かいこだわりを見つけるのが外食の楽しいポイントの1つだ。
舐めていたわけではないが、白米がちゃんと美味しい。結局白米が美味しくないと一気に料理の満足感が落ちる。逆に言えば白米が美味しければ、他の料理を外すことはまずないと思っている。もっちりしながらも米が粒立っており、角煮とあんと一緒に頬張ると、皿の上が一瞬でなくなった。
中華料理屋だと、特に「大陸系の中華料理屋」ではご飯がパサつきがちだが、ここはしっかりしていた。店員さんはおそらく中国人の方が多かったので、どうだろうかと少し心配していたが、杞憂だった。駅近オフィス多めの立地なので提供スピードも異次元の早さだった。名前も「寿楽」と中国というよりは日本の名前であるし、安心安全の「町中華」に分類される中華料理屋だと思う。普段は弁当生活なのだが、こういう店が職場の近くにあると非常に助かるのではないか。