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食べたり作ったり、雑記も交えつつ

【つくレポ】華やかで上品な美味しさ、決して焦がしてはならない「レモンバターチキン」/弁当

今回はレモンバターチキンを作った。バターを使うと、それだけでリッチで幸せな気分になれる。レモンとの相性も抜群。珍しくシンプルで上品な鶏むね料理となった。

 

レモンバターチキン、小松菜としめじのソテー

 

【材料(3人前)】

・鶏むね肉 600g
・小麦粉 大さじ2
・バター 20g
・レモン汁 大さじ1
・にんにくすりおろし 1片
・塩 小さじ1、適量
・胡椒 小さじ1/4、適量

 

鶏むね肉はやや大きめの1口大にそぎ切りにする。塩小さじ1、胡椒小さじ1/4をよく揉みこみ、小麦粉をまぶす。

 

フライパンにオリーブオイルを敷き、鶏肉を皮目から並べ、弱めの中火でじっくり焼いていく。焼き目はオレンジがかった茶色くらいのイメージで、決して焦がさないように注意する。片面が焼けたら順次裏返し、同様にもう片面も焼いていく。両面焼けたら、いったんバットなどに移動させて置いておく。

 

フライパンの焦げをキッチンペーパーである程度取り除く。油も好みでふき取る。フライパンにバターを投入し、中火で加熱する。バターが溶けたらレモン汁、にんにくすりおろしを加え、焦がさないようにヘラなどで絶えず混ぜながら火を通す。全体が滑らかにまとまったら塩胡椒で調味し、鶏肉を戻し入れ、さっと混ぜてソースを鶏肉全体にまとわせたら完成。

 

副菜は小松菜としめじのソテー。具材をオリーブオイルで炒め、酒、塩、胡椒で調味して完成。

 

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鶏むね肉はしっとりやわらかな食感。バターのコクとレモンの酸味、にんにくの旨味と風味が見事にかけ合わさり、華やかで上品な美味しさに仕上がった。調味料に塩味がないので、塩はしっかり振ってあげた方が、より他の調味料が引き立つ。ご飯とも相性は良く、弁当にも向いている。

 

ポイントは、焼き目は最低限に、決して焦がさないこと。特にレモンバターソースは必ず焦がさぬよう、目を離さないことだ。焦げると苦みと香ばしさが発生し、これがレモンの酸味と相性最悪で、全体のバランスが著しく崩壊する。焦がしバターと醤油などの組み合わせであれば、狙って過度に火を通すのはありかもしれない。ただ今回はレモンの酸味を引き立たせたかったので、最新の注意を払ってフライパンに向き合ってあげたい。

 

本当はレモンは生のものを用意し、輪切りにして使うのが一番良い。ただ、このためだけにわざわざレモンを買うと、余ったレモンの使い道に困ってしまうため、購入を見送った。ただ、今回は結構おいしく出来たこともあり、生のレモンを使うとどれほど変わるのか興味が湧いてきたので、試してみる価値は大いにありそうだ。