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【つくレポ】食欲が落ちがちな夏場でもさっぱりしていて箸が進む「鶏むね肉の南蛮漬け」/弁当

<つくレポ>鶏むね肉の南蛮漬け♢弁当

夏に差し掛かってきたので、さっぱり系のものが欲しくなる。そんな特に役立つのが「南蛮漬け」。いつも通り鶏むね肉を使っていく・しっとりジューシーに仕上がり、もも肉よりむしろむね肉の方が適しているのはないかと思えるほどの相性の良さを感じられる。子あじやめひかりなど揚げた魚を漬け込んでも良い。

 

鶏むねの南蛮漬け(左)と、チンゲン菜の塩蒸し

 

【材料(4人前)】

・鶏むね肉 500g
・玉ねぎ 1/2玉
・にんじん 1/2本
・ピーマン 3個
・鷹の爪 1本
・片栗粉 大さじ2
・塩胡椒 適量

(A)
・醤油 大さじ4
・酢 大さじ3
・砂糖 大さじ2
・顆粒だし 小さじ2
・水 400ml

 

野菜類は全て細切りにする。今回は直接火を通さないので、なるべく細切りに。鷹の爪は輪切りにする。切り終えたらバットなど大きめの容器に移す。

 

南蛮酢を作る。Aを鍋に全て入れ、火にかける。沸いたら30秒ほど維持し、火を止め、野菜の入った容器に全て流し込む。

 

鶏肉は一口大に切り、塩胡椒で下味をつけ、片栗粉を全体にまぶす。フライパンに大さじ2-3程度の油を入れ、鶏肉を揚げ焼きにしていく。両面がこんがり焼けたら、余分な油を切って、南蛮酢に漬け込む。1時間程度置いて馴染ませたら完成。

 

副菜はチンゲン菜の塩蒸し。塩味で蒸しただけなので、特に言うことはない。

 

鶏むね肉を南蛮酢に漬け込んでいる様子

 

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鶏肉に甘酢がよく染みこみ、ジューシーで食べやすい。甘酢タレは一度火にかけているので、酸味が飛んでまろやかな味わいになっている。特に食欲が落ちがちな夏場でも、さっぱりしていて箸が進む。また、熱した甘酢タレを野菜類にそのままかけることにより、適度な食感や、香味野菜特有のフレッシュな香りを残しながら熱を通すことができる。野菜のシャッキリとした食感としっとりとした鶏肉を甘酢タレが包み込み、非常に調和が取れた味わいに仕上がった。

 

漬け込みにやや時間がかかるので、弁当用に作る場合は、当日つくるというよりは、前日に仕込んでおく方が良い。その方が一晩漬けこめるので味の馴染みも良くなる。また、盛りつける際は、汁気を良く切って、最後に上からタレを回しかけるようにすると、弁当箱が水浸しにならなくて済む。もちろん、作り置きにも非常に適しており、時間がある時に仕込んでおくと何かと便利だ。