STORY OF Flowrame-

食べたり作ったり、雑記も交えつつ

【たびレポ】山形の肘折温泉→宮城県の松島へ行ってきた/1

4年ぶりくらいに旅行に行った。ひたすら節制の日々だったので、たまにはお金を使うのも悪くない。散財というよりは、経験や幸福感にうまく変換できた良いお金の使い方だったと思う。旅の様子を写真を中心に備忘録として残しておく。

 

新幹線で山形の新庄駅へ。

 

通過した山形駅

雪が積もっている

新庄駅近くの「中華そば 末広」で昼食。新庄市のご当地ラーメンである「とりもつラーメン」が食べたかったので、それにあたる「スタミナラーメン」を注文した。鶏ガラの効いた醤油ラーメンがベースで、具材にとりのもつであるレバーやらハツやら砂肝やらが入っている。癖はあるが臭みはなく、意外な組み合わせだが、寒い気候も相まってとっても美味しい。通常で650円、全部乗せでも850円という破格の安さ。地方に来たなと実感した。

スタミナラーメン全部乗せ(850円)

バスに乗って肘折温泉

 

 

肘折温泉に到着。観光地というより、昔ながらのしみじみとした街並み。本当にのんびり温泉を楽しむといった感じ。

 

肘折温泉街の様子

本日の宿「大友屋旅館」にチェックインし、徒歩17分程かけて「カルデラ温泉館」に向かう。

カルデラ温泉館の外観と内観

温泉と言っても若干濁っている程度で、特有の硫黄の匂いやざらつきなどはなく、非常に入りやすい。体感42、3度はありそうな温度で、温泉の成分も享受している感があり、体の芯から温まる。タイミングが合わず、露天風呂に入れなかったのが残念だったが、それでも十分満足できた。

 

その後、温泉街に戻り、周辺を散策する。

 

旧肘折郵便局舎

肘折ダム

歩いたら疲れたので、今度は旅館の風呂へ。こちらももちろん温泉。普段はPCとにらめっこする日々なので、自然の中を歩いてひたすら温泉に入り、デトックスが進む進む。全身のコリがほぐれる。

 

夕食

夕食は山菜の煮しめやらおひたしやらに、鮎のゆず味噌のせ、ふたがしてある皿はかぼちゃやなすのみぞれ煮、下は山形牛のすき焼きを温泉卵につけて食べる。写真の外にも馬刺しと揚げたての天ぷら、それにご飯と酒粕なめこ汁が付いている。

 

これが“旅館の和食”かと。料理は好きでよくするが、当たり前だが到底かなわないなと思った。地のものの美味しさに、調理も完ぺきで、震えるほど美味しかった。山菜類の素朴だが力強い美味しさ、山形牛の暴力的な旨味、天ぷらは一瞬で溶けるほどの繊細な揚げ加減。外国人がこれ食べたら一瞬で日本が好きになるだろうと。お金を払う価値が十分にあった。

 

温泉旅館に行ったのは初めてだったが、とっても良かった。感動すら覚える体験だった。下手な飲み会で散財するなら一人で温泉旅館に行った方がよっぽど良いと思える。たまたま肘折温泉が、大友屋旅館が良かったのか、とにかく大当たりを引いたっぽい。日本らしい、文化的な体験ができて非常に良い機会だった。

 

2日目へ続く。