定期的に食べたくなるカオマンガイ。酸味や辛みが効いてパンチのある料理のイメージだが、意外にも油をほどんど使わないので非常にヘルシーだ。
【材料(3人前)】
・鶏むね肉 400g
・ねぎ 青い部分と白い部分それぞれ10センチ程度
・にんにく 1片
・しょうが 2片
・鷹の爪 1本
・白米 250g
・水 300cc
・酒 大さじ1
(合わせ調味料)
・ナンプラー 大さじ2
・砂糖 大さじ1
・レモン汁 大さじ1
・鶏ガラ 小さじ1/2
・水 大さじ2
【工程】
鶏むね肉に塩を刷り込み、1時間以上置いて馴染ませる。ねぎの白い部分、にんにく、しょうが1片をみじん切りに、しょうがもう1片は薄切りに、鷹の爪は輪切りにして種を取り除く。白米は洗って浸水させておく。
鍋に水気を切った白米、鶏肉、ねぎの青い部分、しょうがの薄切り、酒を入れ、ふたをして強火で炊いていく。10分程度経って沸騰したら、ふたを開け、鶏肉を裏返すとともに全体をさっくり混ぜてから弱火にして、ふたをしてもう10分熱する。時間になったら火を消し、15分程蒸らす。
その間にタレを作る。ねぎの白い部分、にんにく、しょうがのみじん切り、合わせ調味料を全て混ぜ合わせるだけだ。
時間になったら、米の炊き具合を確認する。まだ固いようだったら追加で蒸らす。ねぎの青い部分を外し、鶏肉を取り出して薄切りにする。切る際に鶏肉からに出てきた汁は、タレに加えると馴染みが良くなる。ご飯、鶏肉、上からタレをかけて完成。
副菜は青パパイヤとパプリカのサラダ。青パプリカは皮をむき、細切りにし、水に10分さらす。パプリカも細切りにする。お湯を沸かし、青パパイヤとパプリカを軽く湯通しし、すぐに引き上げて冷水で洗う。ボウルに水気を切った野菜、塩、レモン汁、ごま油を加え、和えて完成。
【所感】
しっとりジューシーな鶏肉と、その旨味を目一杯受け止めながら炊き上がったご飯がたまらないおいしさだ。そのままでも美味しいが、程よい刺激と酸味が特徴のタレと合わせて食べると、何倍にも美味しくなる。適宜きゅうりやトマト、パクチーを添えてあげれば、もうタイ料理屋に行く必要がなくなるだろう。
今回はあいにく弁当用に作ったので、青パパイヤのサラダで代用した。しっとり食感がベースとカオマンガイと、シャッキリ食感の青パパイヤとが相性抜群で、味付けもシンプルで付け合わせとして十分な働きをしてくれた。再現性は高くはないが、きゅうりやトマトなど、何かしら食感がアクセントになるような添え物を合わせると、1プレートの完成度が上がる。
鍋1つでできる手軽さが魅力的だ。よく炊飯器で鶏肉と米を一緒に炊き上げるレシピがあるが、炊飯器ににおいが移らないのか不思議で仕方ない。炊飯器レシピもやったことはあるが、結局においが取れず、その炊飯器では白米を炊かなるという、本末転倒な状態に陥ったことがある。材料を入れて炊飯ボタンを押すだけという簡単さと、炊飯器のふたを開けたら料理が出てくるという、見栄えの良さはあるが、実用性に関しては甚だ疑問でしかない。