STORY OF Flowrame-

食べたり作ったり、雑記も交えつつ

しんどい気持ちはすぐに切り替えない 「もう一人の自分」に打ち明けて昇華する

気持ちが沈んでしんどい時は、自分の中でしんどさを感じ、落とし込み、昇華してあげてから気持ちを切り替える。

 

 

例えば仕事でミスしたとき、他の人が数字を上げているのに、自分だけ伸び悩んでいるとき、しんどい気持ちになる。しんどい時は、すぐに切り替えようとせず、いったん受け止めてあげる過程が必要だ。

 

しんどい根本に対処しないまま、気持ちを上げると、一時的には立ち直れるが、しばらくしたらまたしんどさの揺り戻しが来ることが多い。同時に、無理やり気持ちを上げたことによるエネルギー消費による疲れが同時に押し寄せ、かえってしんどさが増しがちだ。

 

よくスポーツなどで「切り替えていこう」という掛け声がある。試合時間が短ければ切り替えて戦い抜けるかもしれないが、はるかに長い時間を要する仕事やプライベートではそういう訳にはいかない。

 

しんどさの根本を解決するためには、まずしんどい気持ちを自分の中で感じ切ってあげること。その為に、しんどい自分を認め、「もう一人の自分」を心の中で召喚し、今どういう状況なのか、何が原因でしんどいのか、を問答する。紙に書いていくのも良い。そんな現状を認めて、癒してあげる。自分を包み込んであげるようなイメージだ。

 

だんだん気持ちがほぐれてきたら、「じゃあ次はどうしていきたいか」を考えていく。やりたいこと、達成した先にいる自分はどういう気持ちになっているかなど、少し前向きな自分を想像していく。そして、そのために必要な、小さな目標を設定していき、「そろそろやろうか」という気持ちが作っていく。跳び箱を低い段から跳んでいき、達成感を味わいながら、段を一つずつ増やしていき、勢いをつけていくようなイメージで目標を実行していく。気づいたら、また物事に自然と取り組んでいけるようになっていると思う。

 

悩みや愚痴を誰かに聞いてもらうと、解決していなくても、口に出して打ち明けるだけですっきりすることがある。本来、しんどい時も誰かに打ち明けることが出来れば、それが良いかもしれない。しかし、毎回都合よく話を聞いてくれる誰かを探すのは現実的ではなさそう。その「誰か」を「もう一人の自分」で代用してあげる。というイメージでやってみると上手くいきやすい。